手術後の検査結果
ようやく、手術で切除した胃の組織の検査結果がでた。
主治医からは、手術で切除した際に直接触ってみた感覚ではおそらく、リンパ節までは進行していないだろうとは言われてはいたものの、結果がでるまでは、完全に不安はかき消さない。
ドキドキして診察に向かう。
コロナウィルスによる緊急事態宣言が明けたからなのか、病院はすごく混んでいた。
予約時間が少し過ぎた頃からに呼ばれて診察を受ける。
病理検査の結果は、T2ということだった。
(T2:胃がんが筋層(しょうまく)までにとどまっている。)
『結果、ステージ1aですね、再発率は数%でしょう。』と医師が笑顔で告げた。
ひとつ気になってたことがある。
印環細胞癌の性質上、抗がん剤治療はしたほうがよいのかどうか。
これに関しては
『印環細胞癌であっても、浅く小さいものなら、抗がん剤治療はしなくて大丈夫でしょう。もちろん、これなら定期的に血液やお腹の検査はしばらく行いますので・・・。』
との事だった。
医師に、心から感謝のお礼をして部屋を出た。
すぐに、旦那に検査の結果を報告し、心配してくれた方々に報告する。
やっと・・・、やっと!!
この日が来た!
無事にこの結果を得られた!!
ステージ1a。
ほんと良かった。嬉しい。゚(゚´Д`゚)゚。
今まで、癌になる前は
『ステージ1aなら全然平気でしょ』と軽く考えていたけれど、この結果にたどり着くまでの精神的なダメージは、相当なものだった。
癌って、どんな小さいものでも、浅いものでも、怖いし、計り知れない不安の闇に堕ちる。
ひと段落できたとは言え、再発の可能性はゼロではないし、健康であったとしても、他の部位で新しい癌ならないとも限らない。
せめて、その可能性が低くなるように、生活の質を高めて、健康を意識して生きたいと思う。