胃がんという人生の転機

お酒大好き働き盛り。健康診断で見つかった胃癌(印環細胞癌)のあれこれをリアルタイムに日記を綴っていきます。

二人の意思の確認

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夫婦で向き合う胃癌

不安と本音

胃がんと告知されてから、夫婦の会話はそれが中心となった。

 

病院で診断された言葉をメモして、そのまま旦那に伝えていた。旦那の性格上、いろんなことを事前に調べてくれると思ったし、私自身は、必要以外、極力、ネットで胃がんについて検索しないようにした。

だって、怖いし、そういう時ってネガティブな情報の方に気持ちは寄り添いやすいから。

 

医師から止められなかったので、夕食の晩酌は変わらず継続中。

安いデイリーワインでほろ酔いになりながら、ポツリポツリと本音をこぼす。

 

『会社の人は内視鏡で手術してすぐ退院できるよって言ってくれるけど、印環細胞癌で内視鏡手術は多分無理だし、無理に内視鏡で済ませても、その後の何年も怯えて暮らすのは嫌・・・』

旦那も私の意見と同じだったようだ。

私の治療に関する意思

『だから、胃の切除は覚悟してるよ。手術してみないと分からないけど、もし手術中に全摘出した方が良いってなったら、その時は二人の意思として、私の代わりに決断してね。』と、旦那に私の意思を伝えてた。

 

『周りの人は体の負担の少ない手術っていうけどさ、当の本人からしてみると、胃を切ることになっても、癌の根絶が希望なんだよぅ!!』

 

本当にそれが本心。

 

旦那は少し意地悪そうに、少しずつ条件を変えて私の気持ちの振れ幅を確かめてきた。

 

例えば

『じゃあさ、先生が、これならおそらく内視鏡でいけると思うけど、念のため半分くらい切除した方が安心できるレベルだとどうする?』とか、微妙なバランスをついてきてたが、私の意思は変わらなかった。

 

正直、実際に胃を切るということ、その後の生活の事は理屈や言葉では分かっていても今の段階で具体的な想像も出来ていない。

まぁ、運悪くて半分か1/3くらいだろうと予想しつつ、明日の診察へわずかな期待と覚悟を胸に会話は盛り上がった。

 

なるがままに・・・

 

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