胃がんという人生の転機

お酒大好き働き盛り。健康診断で見つかった胃癌(印環細胞癌)のあれこれをリアルタイムに日記を綴っていきます。

入院生活9日目:入院生活を振り返って。

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いよいよ明日、退院ヾ(*´∀`*)ノ

早かったような、長かったような、やっぱり早かったような・・・。少し寂しい気もするけど、やっぱり帰れるのは嬉しい。

 

旦那に会いたい。

犬に会いたい。

猫をモフモフしたい。

 

今回の入院はコロナウィルス対策のため、お見舞いが一切禁止。

私はその方が気楽だったので、ほんと良かった。

苦しい時に、しかもすっぴんの時に来てもらっても、正直嬉しくない。

また、わたし自身、必要以上に気を使い過ぎるところがあるので、身内であってもお見舞いにきてもらうと正直疲れる。

旦那とは会えないのは寂しかったけど、もしお見舞いが可能なら、彼は来てくれただろうし、それで、お見舞いと仕事と家事をさせるのは大変になるので、お見舞いがなくて良かったと思う。

 

なによりもじっくり治療に専念でき、

たっぷり自分の時間が持てたのが良かった。

 

周りの患者さんは、親の世代、祖母と近い年齢の人が多く、なかなか打ち解けられる雰囲気ではなかったが、食事内容や点滴の種類、処置の内容で大体の病気や諸事情を推測でき、人それぞれではあるものの、やはり健康である事ってすごく大事なんだと再認識した。

 

そういえば、2日前から隣のベッドに移動してきたお婆ちゃん。

正直、悩みの種だった。

 

耳が超絶難聴らしい。

しかも補聴器の電池がないらしい。(致命的(>︿<。))

なのでカーテン越しの1.5m先で、看護師さんや理学療法師さんが、かなり大きな声で話しかける。

しかし、それでも聞こえてないらしく話は噛み合わない。

少し経つと、右耳に近いところで話すと聞こえると気がつく人もいるのだが、大抵は気が付かない。人が変わるたびに、その大声のやりとりが交わされる。

 

4人部屋だし、昼間だし、仕方ないよね。

 

しかし、看護師さんの甲高い大きな声と

どこかのコントの『あんだって??』のやりとりが日中、ずーっと繰り返され、頭がキンキンする。

世話をする人が誰もいない時間は、唄を歌い出す・・・。

もみじ、ふるさと、仰げば尊し・・・

何時間でも唄う・・・。

やっと消灯になって唄が止まったと思ったら、

携帯で電話をかけ始め、真っ暗な中、大きな声で用件をいいだす。

しかも耳が聞こえないのに、何故か着信音モードで爆音。んで、気が付かない着信。

 

まぁ、いいや。退院までだから我慢(。-∀-)

 

夜中も、点滴装置のエラー音が鳴ってても気づかないので、仕方なく、代わりにナースコールを呼ぶ・・・。

 

夜中に、トイレから自分のベットに戻ってくる時も、境界のカーテンをざっーと開けて、ずかずか、私のベット横で領域侵犯。

その上で、ぶつぶつ、モゴモゴ、モチャモチャ怒ってるのか困ってるのか・・・なんか呟いたり、ハーっとため息をついたりヒステリックになったり。仕方なく、また代わりにナースコールをして、困ってる旨を伝える。

 

という感じで夜中に数回起こされていた。

(流石に、直接話を聞いて解決してあげる気にはならなかった。

一度優しくすると、遠慮なく踏み込んで来そうだったので、自己防衛が働いた)

 

ちょっと前の私なら、直接お婆ちゃんに文句を言った上に、病院にクレームをしてたかもしれない。

いろいろ価値観や考え方が変化したのもあり、

『このお婆ちゃんの身内の人とか、高齢者の介護とかってこんなんが毎日なんだもんな・・・。そりゃ大変だよね。』

と他人から睡眠妨害されたという視点ばかりではなく、こういう現実と向き合ってる人もいるんだ。と今までよりもすこしだけ視野が広くなった。

もちろん入院中で仕事もないから、寝不足でも全然構わないと思っていたのもあり、全くイライラしなかった。

 

で、そのお婆ちゃん。

お婆ちゃんは日中に部屋移動となり、ナースステーション近くの病室に移動になったらしい。

 

まぁ、普通に考えて、そうだよね・・・。

 

今晩は久しぶりに静かな夜となった。

本音は、あぁ・・・助かった(´▽`)

 

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